社労士事務所の1ヶ月の流れ
前回に引き続き、社労士法人が日々どのようなことをしているか、ご紹介していきます。
1ヶ月単位で日々を振り返ってみると、担当している顧問先様の「給与支給日」を基準に動いています。
銀行振込を考慮すると、支給日の3日前までには計算作業を完成させる想定でスケジュールを組んでいます。
担当の顧問先様の給与支給日は、あまりに偏りすぎないように随時、社内で調整しています。
私の場合ですと・・・
【1日~8日】
・その月の高年齢継続給付金、育児休業給付金の該当者をチェックしておきます。
・翌月に36協定を更新する顧問先様がいないかチェックします。
→該当する場合は、大枠を作成し、顧問先様に詳細の確認や記名、押印依頼などを早めにします。
・29日~末日が支給日の顧問先様の計算作業後の処理を進めます。
→月額変更対象者のチェックや、次月に反映させてはいけない項目の変更など
・1日で入社される従業員様も多いので、保険証などの手続きは急ぎで進めます!
・8日が給与支給日の顧問先様の計算作業を進め、完了したら明細作成などをします。
(その他の手続きや相談対応などは随時対応しています)
【9日~15日】
・8日が支給日の顧問先様の計算作業後の処理を進めます。
・10日前後には社内の全体MTGがあります。
→MTG後は全員でお昼ごはんを食べています!
・コラムなどの執筆作業も、この間に進めることが多いです。
・顧問先様への訪問などもこの週に入ることが多いです。
(その他の手続きや相談対応などは随時対応しています)
【16日~20日】
・25日が給与支給の顧問先様の計算作業を進め、完了したら明細作成などをします。
→世の中的にも、25日支給の企業が一般的なこともあり、この週が一番忙しい傾向にあります。
(その他の手続きや相談対応などは随時対応していますが、この週は計算優先になりがちです)
【21日~26日】
・25日が給与支給日の顧問先様の計算作業後の処理を進めます。
・29日が給与支給の顧問先様の計算作業を進め、完了したら明細作成などをします。
・30日が給与支給の顧問先様の計算作業を進め、完了したら明細作成などをします。
(その他の手続きや~以下略)
【27日~31日】
・29日、30日が支給日の顧問先様の計算作業後の処理を進めます。
・月末退職の方も多いので、手続きの準備も進めます。
→離職票を優先で進めます!
・役所や組合などの急ぎの案件は、ここで直接行って解決してくることも!
・顧問先様への訪問も月末に多い傾向にあります。
といった月の流れが多いですね。
給与計算は毎月、確定的に発生する業務なので、むしろスケジュールは立てやすいとも言えますね。
ただ、年末年始やGWなどの大型連休の場合は、銀行振込の日がズレ込むので、その期間は顧問先様と相談して毎回、切り抜けております。
・・・といった感じで今回は、社労士事務所の月の流れをご紹介してみました。
といいつつも…顧問先様などからの問い合わせや相談は日々、多種多様ですので、事前に立てたスケジュール通りにいかない方が多いです(笑)
ただ、今回にご紹介したようにベースとなるスケジュールが確立していると、イレギュラーなことがあった場合でも早めのリカバリーができるなぁ…と感じる今日このごろです。
毎日、変動するスケジュールの中でルーティーンもこなしていけるようになってくると、他では味わえない楽しさがある業種だと思います!