梅雨空が広がる、どんよりした朝。
出勤時は土砂降りで、ズボンはびしょびしょ。もう気分は最悪…。

「こんな日は、家でのんびりしたかったな~」なんて思いながら、会社でパソコンをカタカタ。

すると、スタッフが少し気まずそうに
「営業かもしれませんが…以前ご相談くださった〇〇さんという方からお電話です」
と伝えてきました。

(営業かな…)と思いつつ受話器を取ると、若い男性の声で
「〇〇です」と。

その瞬間、パァーッと彼の顔が思い浮かびました。

そう、今から6年ほど前、あるコンサルティング案件で関わった、当時まだ20代前半の勢いのある青年です。コロナ前で、彼は“開拓者”のようなパワフルな印象でした。

一度のご縁なのに、忘れずに連絡をくれたことが本当にうれしくて、「覚えていてくださってありがとう!」と、思わず声が弾んでしまいました。

お話を伺うと、すでにご結婚されてお子さんも生まれたとのこと。
当時勤めていた会社も転職されて、今は別の企業にいらっしゃるそう。

時の流れを感じながら、なんだかほっこり…。

そして本題に入ると、「実は、誰に相談すればよいか分からなくて…」と、知り合いの企業の労務相談についてお願いしたいとのこと。

わずか数か月のお付き合いだったのに、6年も経ってから、思い出してご連絡くださるなんて。しかも、またお仕事を任せていただけるなんて…。

なんともありがたく、心がぽっと温まる出来事でした。

 

雨の日の憂鬱が、一気に晴れたような気分でした。
ご縁は、いつ、どこで、どうつながるか分からないものですね。これだから、この仕事はやめられません!